Bagless Bag
AKA cyclist's sling / shopping sling

あらゆるものをボディーバッグ化するBagless Bag

Bagless Bagは運びたいものに直接持ち手をつけてボディーバッグ化(*1)してしまう今までにない商品です。もともとサイクリスト仕様のバッグとして制作したので約110g(カラビナ込み)と大変軽量です。パンツのベルトループに吊り下げて身に着けたり、コンパクトにまとめて携帯できます。自転車に乗らない人でも例えばエコバッグやレジ袋に利用すれば両手が空くので、傘をさしたりドアを開けるときなどいろいろな場面で大変便利です。

レジ袋をボディーバッグ化できる利便性がすごい!

バッグになる部分はエコバッグのようなものから箱やバスケットその他いろいろなものに使えますが とりわけレジ袋タイプのプラスチックバッグを革新的に利便性の高いものへと変身させることができます。買い物の際、レジ袋やエコバッグに使えばそのままハンズフリーになるのでカゴのない自転車でも安全で快適に荷物が運べます。 レジ袋はどこでも手に入れることができ、わりと丈夫でくり返し使えて、折りたたんで携帯しても軽くてコンパクトな優れものです。Bagless Bagはそんなレジ袋の利点を最大限に活かすことができます。

サイクリストのために生まれたBagless Bag

自転車に乗るときはできるだけ軽くありたいものです。しかし出先で荷物が発生することはよくあることです。そんな時バッグの類を何も持っていないと困るので私は常に空のバックパックを身に着けていました。それが登山用の大きなバックパックだったこともあり、買い物をしていると「どちらの山に行くのですか?」とよく聞かれたものです。空のバックパックとはいえ相応の重さはあるし、背中が蒸れたりと何もない状態と比べる と当然機動力や開放感に欠けるのです。そこで何か新しいものを作る必要があり、改良の末にたどり着いたのがこのBagless Bagです。

バッグ界の異端児、Bagless Bag

従来の携帯できる軽量なバッグは例外なく全ていかにバッグ部分をコンパクトにたたむかという視点で作られていますが、Bagless Bagはそのバッグにとって一番の特徴であるバッグの部分をあえて外部に委ねることにより、コンパクト化の極限を超えて「無」へと至りました。そんな視点で世の中を眺めてみるとおよそ全ての物はバッグになるポテンシャルを持っているように見えてくるから不思議です。Bagless Bagはバッグなのにバッグがないという、世にも稀なおそらくバッグ史上もっともバッグらしくないバッグなのです。

レジ袋の価値を見直してリユースへ

レジ袋は便利であるために多量に生産されて安価になり、安価であるがゆえに価値を低く見られ、粗末に扱われて問題になっています。まさに先人言うところの”ただより高いものはない”といった趣きです。 レジ袋が過剰に供給されて世の中にあふれかえっている問題でレジ袋有料化、エコバッグ等、リデュース(削減)の対応はよく見受けますがリユース(再利用)の工夫はあまりない気がします。社会は必ずしもプラスチックバッグの根絶を求めている訳ではないのです。粗末に扱うことに問題があるのです。

2017年からフランスはレジ袋も含めプラスチック製品を本格的に規制し始めるようですが、たしかフランスは1970年代にはすでにレジ袋が粗末に扱われる問題に対して袋の厚みを増して丈夫にすることにより再利用を促進してきた経緯があったはずです。そして今回使い捨てを前提とした薄いレジ袋が全面的に製造・使用禁止となったのです。フランスにはだいぶ遅れますが今後日本でもリユースに不向きな薄いレジ袋はいずれ規制されることが見込まれます。

プラスチックバッグに限ったことではありませんが偏見なくモノの価値を見直して認め大切(有効)に使うことはとても重要なことです。Bagless Bagでレジ袋の利便性を高めることによって、今まですぐに捨てていた人も便利だからもうちょっと使ってみようというようにモノの価値を再認識するきっかけになってくれればありがたいです。Bagless Bagでレジ袋をリユースしてみませんか。

(*1) 英語ではボディーバッグというと一般的に死体袋を指すので注意が必要です。例えばボディーバッグが好きでいつも持っているとか、ボディーバッグを集めているとか、あなたに似合うボディーバッグを探しているとか言うとちょっとややこしくなる可能性があります。

bagless bag

 

基本的な使い方を紹介しています。

 

延長方法とたたみ方を紹介しています。